経営計画とは、現状から将来のあるべき姿に到達するための「道しるべ」になるものです。

経営計画は、絶えず変化する環境の中で会社が現在よりも高い水準の目標を設定し、その目標を実現するために、何をするかを明確にしていきます。

それによって、自社のあるべき姿を具体的に示し、着実にその姿に到達するために「経営計画」を作成する必要があります。

商工会では、経営計画の策定支援を実施しています。また、様々な経営課題に関するセミナーを開催しています。

経営理念を確認

まずは、経営者ご自身が、会社への「想い」=「経営理念」・「経営基本方針」を確認していきましょう。頭の中でいろいろと思い描いていることや理想を実際に紙に書いてみてください。

書くことによってその「想い」が明らかになり、これが「経営計画」へしっかりと結びつきます。

経営計画は経営者の“想い”

こんな会社にしたいと“想う”ことが経営計画です。

その“想い”を形にすることで利害関係者の理解と支援を得ることができます。

  1. 金融機関は、資金を供給した事業所がどのように経営していくかが関心事です。
  2. 取引先は、協調協力関係をどのように築いていくかを決めていくでしょう。
  3. 従業員は、会社の今後の方針と、自らがなさなければいけない課題が明確になります。
  4. 経営者は、経営計画を基準に経営管理を行うことができます。

経営資源を整理

中小企業の経営資源は「ヒト」「モノ」「カネ」等に分類されます。

中小企業は、少ない経営資源をやりくりしながら、戦略的に重要な事業活動を行っていくことが必要です。

経営革新計画に挑戦

中小企業経営強化法に基づく経営革新計画の作成は、これらの想いを達成させるための武器です。

でも経営革新計画って難しそう・・・と思っていませんか。

商工会が支援します。

革新テーマ

経営革新とは一般的には「従来と違った新しいことを始めて、業績を伸ばすこと」とされています。

新しいこととは何か、「中小企業事業活動促進法」では、「新事業活動」として4つの「新たな取組み」を定めています。

  1. 新商品の開発又は生産
  2. 新役務の開発又は提供
  3. 商品の新たな生産又は販売方法の導入
  4. 役務の新たな提供の方式の導入その他の新たな事業活動

経営革新の目標のたて方

要素 行動指針 具体例内容
革新の目標 どのような新しい経営行動をするのか ネット販売の事業化
経営力向上目標 新行動による売上、利益増が見込めるか 売上目標 5年後 1億円
経常利益 5年後 500万円
経営革新の内容と実施時期 どのような新しい事をするのか
新行動のスタートと終了時
ネットにオリジナル品の販売
令和2年4月~令和7年3月
資金調達 新行動をするための資金総額と調達方法 500万円 自己資金